情報学の分野で
未来の情報環境を創造。

情報技術の活用によって展開される人間の知的活動とその社会的・文化的基盤を十分に理解し、将来の情報環境を創造します。

School Of Informatics

School Of Informatics

情報学群について

筑波大学情報学群(情報科学類、情報メディア創成学類、知識情報・図書館学類)は、平成19年4月、情報や知識に関する幅広い学問領域を対象とする新しい学群として開設されました。

幅広い学問領域に相応する教員配置、充実した教育体制及び研究・実験環境(講義棟、講義室、実習室、計算機など)に加え、最先端をフォローするカリキュラム、また、学生の自主性を尊重した演習や産学連携による様々なプログラムなども用意しています。

秋葉原からつくばエクスプレスで45分と都心へのアクセスも非常に便利です。また、都心の喧騒とは裏腹に、澄んだ空気と多くの緑に囲まれながら落ち着いて勉学に励むことができるというのも筑波大学の特徴です。

住所
:〒305-8550 茨城県つくば市春日1-2
筑波大学図書館情報エリア支援室
電話
:029-859-1110
メール
:inquiry-inf@inf.tsukuba.ac.jp

学群長挨拶Dean

河辺 徹

2022年4月 情報学群長河辺 徹

2007年4月に誕生した情報学群も、15年が経過しました。情報学群の教育目標は、人間の知的行動や社会的・文化的基礎について十分な知見を身につけ、知識と情報の記録、蓄積、共有、加工、利用といった諸活動にかかわる様々な情報技術やその原理となる科学を理解し、それを使いこなす「未来の情報環境の創造を担う人材」を養成することです。

本学群が誕生した当時は、スマートフォンの国内サービスが本格的に開始され,いつでもどこでもインターネット接続が可能になることで,SNS (Social Networking Services) など各種のネットワークサービスが急成長を遂げ始めた頃でしたが、その後もICT(Information and Communication Technology)分野はすさまじい進歩と発展を遂げています。特に昨今は、CPS(Cyber Physical Systems),AI(⁠Artificial Intelligence),ビッグデータ等の先端ICT技術を高度に活用したDX(Digital Transformation)に基づく、未来社会への創造が重要になっています。

こういった時代背景や社会的ニーズに答えるべく、本学群は、3つの学類:情報科学類(学生定員80名、編入定員10名)、情報メディア創成学類(学生定員50名、編入定員10名)、知識情報・図書館学類(学生定員100名、編入定員10名)で構成され、約130名(2022年4月現在)の教員が、それぞれの学類における教育研究に従事しています。その教育内容は、プログラミングやアルゴリズム、数理科学や通信技術、自然言語や音楽・音・映像等の処理技術などの理工系の内容から、認知科学やメディア・コンテンツなどを扱う文理融合型の学際的な内容、知識科学、情報経営、図書館学などの人文社会系の内容まで、情報学という学問領域の基盤となる領域から応用領域まで幅広く網羅しています。また、総合的な実践力を備えた技術者、研究者の養成にも力をいれており、その一例として、先端ICT企業との連携による産学連携プログラム「組み込み技術キャンパスOJT(On the Job Training)」を実施しています。

国内外に「開かれた大学」として、「未来を構想しその実現に挑むフロントランナーでありつづけること」を目指す筑波大学の一員となり、「情報学の分野で未来の情報環境を創造する」人材となることを目指して、我々共に、学び,考え,悩みながら切磋琢磨し,成長していきたいという夢と希望と意欲に満ち溢れた皆さんが情報学群に参加されることを心よりお待ちしています。

教育方針

人間は、知識や情報を記録し、共有し、利用する様々な技術とそれに基づく文化的・社会的システムによって現代社会を築きあげてきました。コンピュータやネットワークなどの情報基盤を発展させ、人間が持つ知識と情報を、効率よくかつ効果的に利用できる環境をさらに進化させることは、我々が将来に向けて持続的・安定的に発展していくために必要不可欠です。

こうした社会的要請に応えるために、情報学群には情報科学類、情報メディア創成学類、知識情報・図書館学類の3学類をおき、知識と情報の記録、蓄積、共有、加工、利用といった諸活動に関わる様々な情報技術とともに、それによって支えられる人間の知的活動とその社会的・文化的基盤を十分に学び、社会や企業、大学や研究機関などにおいて、将来を見据えて各界をリードすることのできる人材を育成します。

教育課程

カリキュラムに情報学群としての一体感を持たせています。教育水準の確保と学群内の転学類への対応が容易にすることを目的として、1年次の履修科目に内容的に共通な科目群を学類ごとに設けました。これにより、情報学群の全ての学生が一定で共通の基盤的知識を習得するようになります。

情報学群全体として、情報に関わる非常に多様で広範な科目群を展開することができます。これを利用して、それぞれの学類に所属する学生がその学類単独では扱えないようなより広い領域の情報に関わる知識を習得できるようにします。情報学群内の各学類の独立性を保ちつつ、学生の多様な研究要求に応えるため、学生が研究領域の近い他学類の教員の指導を受けられる場を積極的に提供します。

各学類の概要College

情報科学類

情報通信技術のパイオニア


情報科学類

従来の科学技術に加え情報に関する知識とその工学応用についての体系的な学問の習得と、その知識を活かして社会の様々な問題を解決する能力を持つ専門的人材の育成を目的としています。

また、これまでの30年という歴史を持つ情報学類の伝統に加え、最先端の情報科学技術を幅広くそして深くサポートできる体制を整えています。通常の講義に加えて、学生の自主性を尊重した実践的ソフトウェア開発、プロジェクト実習、学生発信による演習などの体験型授業も特徴の1つです。

住所
:〒305-8573 茨城県つくば市天王台 1-1-1
筑波大学情報科学類事務室
電話
:029-853-4962
情報メディア創成学類

情報技術の先端的応用


情報メディア創成学類

コンテンツに関する情報技術とコンテンツの流通・利用を支える情報技術の基礎から最先端までを学びます。

また、学んだ技術を効果的に生かすため、コンテンツが扱う領域や分野、コンテンツに接する人間、コンテンツが流通する社会の仕組みや影響などについての深い理解や、優れたコンテンツを見抜くセンスも習得します。これらの教育により、科学技術をベースに人間・社会・文化・芸術など様々な側面から総合的にコンテンツに取り組む人材を育てます。

住所
:〒305-8550 茨城県つくば市春日1-2
筑波大学図書館情報エリア支援室
電話
:029-859-1110
知識情報・図書館学類

未来のための知識構築


知識情報・図書館学類

社会における知識や情報の流通・蓄積の成り立ちやそのシステムのあり方を、人間や社会、文化、情報技術などの側面から探求します。

具体的には、図書館からインターネットにいたる知識共有の仕組みや、これらの企画・運営とそれを支える情報システムについて教育します。共有された知識の活用を通して企業活動や研究活動、市民活動など、人間の知的営みを発展させることができる人材の育成を目指します。

住所
:〒305-8550 茨城県つくば市春日1-2
筑波大学図書館情報エリア支援室
電話
:029-859-1110